−立春−　二十四節気のキャンドル

kotoの自社アトリエで作る四季巡る二十四節気のキャンドルは、厳選した原材料を配合し、ブレンドや調合、箱詰めまで一点一点職人の手によって心を込めてしつらえています。

大豆とアブラヤシの天然ワックスを独自にブレンドし、香りの拡散と持続、燃焼効率に優れたハンドメイドキャンドルをお届けします。

一年の始まりは立春から――古くよりそう語られてきました。

まだ冬の冷たさを残しながらも、空気はやわらぎ、春の兆しがそっと顔をのぞかせる頃。白梅がほころび、ウグイスが軽やかに歌いはじめると、自然が目覚める音が胸の奥に響いてきます。春の足音は、希望を伴って静かに訪れるのです。

「立春の香り」は、その季節の移ろいを映した、果実の甘やかさと安らぎをあわせ持つフレグランス。灯した瞬間から、心に春のひかりを呼び込みます。

まずトップノートでは、シトラスの爽やかさが空気を切り拓き、そこにブラックチェリーの甘酸っぱさが重なります。最初の一息で感じるのは、みずみずしくはじける果実の明るさです。

続くミドルノートには、熟れたプラムが濃厚に香り、香り全体の核となる豊かな甘みを描き出します。それはまるで春の庭に漂う花と果実の深い息吹のよう。

そして時間とともに訪れるベースノートでは、アンバー、シュガー、バニラがとろけるように広がり、ムスクとフリージアがやわらかな土の気配を添えます。香りは落ち着きと甘やかさを兼ね備え、余韻となって長く寄り添ってくれるのです。

さらに、シダー、ベルガモット、クラリセージの天然精油が奥行きを加え、透明感と自然の力強さを秘めた香りへと昇華させています。トップには小さな鈴のようなピンクの花を咲かせるヒースをあしらい、目にも春の芽吹きを感じられる仕立てにしました。春のやわらかな息吹が空間を満たし、心に希望の芽が静かに育ってゆきます。

二十四節気の移ろいに寄り添うように、kotoのキャンドルはすべて厳選された原材料を用い、自社工場で一点一点、手作業で仕立てています。ワックスの配合や芯の細部に至るまで丁寧にこだわり、美しく灯りと香りを楽しんでいただけるよう心を込めています。朝の始まりから夜のひとときまで、季節の気配を感じる香りが日常に溶け込み、暮らしのリズムにそっと寄り添ってくれます。

また、キャンドルを包むグラスは、使い終えた後に湯煎して洗うことで、繰り返しお使いいただけます。kotoがご用意する別売りのティーライトキャンドルを中に入れて灯せば、二十四節気の香りをより気軽に楽しみ続けていただけます。香りと灯火を長く愛でながら、持続可能なかたちで季節の移ろいを感じていただけるように、私たちはものづくりに心を尽くしています。

【使用上の注意】
灯している時はキャンドルのそばから離れないようにしてください。一度に2時間以上の燃焼はおやめください。長時間燃焼すると、グラスが大変暑くなり破損する恐れがあります。芯が長くなったり曲がったりすると火が大きくなったり、黒い煙が出やすくなります。灯す前に芯を7mm程度にカットし、整えてください。お子様やペットの届くところでの燃焼はおやめください。